東京では丁度梅雨入りが発表され、さっそく雨がしとしとと降る日々が続いています。先日息子と奥多摩の方へハイキングに行った時に、“雨の山は好き“と言っており、家では娘も外が雨の時に家にいるのは安らげると、梅雨も悪くないなと改めて思っているこの頃でございます。
さて前回4年前に投稿させて頂いたときは“VUCA“について少し述べさせて頂きましたが、もう昨今は更に、更に困窮を極めています。タングステンを中心とした原材料価格やエネルギーコストの上昇、世界的な供給網の見直し、顧客ニーズの多様化に加え、国内においては少子高齢化の進行に伴う人手不足が一層深刻さを増しています。こうした環境変化の中で、企業が持続的に成長していくためには、設備投資や技術開発のみならず、それを支える「人」の力をどのように育て、次の世代へつないでいくかが極めて重要な課題となっています。
とりわけ製造現場においては、熟練者の経験や勘、長年の蓄積によって支えられてきた技能や判断力が数多く存在します。それらは図面や手順書だけでは十分に伝えきれないことも多く、現場での実践を通じて初めて身につくものも少なくありません。
だからこそ、若手人材の育成と技能継承は、単なる教育・研修だけの問題ではなく、企業の競争力そのものに直結する経営課題であるといえます。日々の業務の中でOJTを丁寧に行い、学び直しの機会を設け、キャリア形成の道筋を示していくことは、社員一人ひとりの成長を促すだけでなく、組織全体の安定と発展にもつながります。当社においても、人材育成と技能継承は最重要課題の一つです。
タンモリという専門性の高い分野においては、グループ内で蓄積された技術や品質基準を、日本の現場に根付かせ、また日本が進んでいる分野においては海外へ展開し、グローバルで次世代へ確実につないでいくことが不可欠となっております。日々の現場教育に加え、国内外の拠点との交流を通じて視野を広げることで、若手人材が自ら考え、成長できる環境づくりに取り組んでいます。
しかしながら、弊社は外国企業という事もあり、知名度が低く、少しでも工場のある岩手県奥州市(大谷翔平で最近は全国区になりましたが・・)で何か出来ないかを模索しており、ここ数年は地元のプロサッカーチームへのスポンサーになったり、マラソン大会に協賛したりと、まずは知名度をあげるべく活動しておりますが、名前が浸透するまでにはもう少し時間が掛かると感じています。今後も諦めず、知名度のみならず認知度もあげるべく継続的に活動していきたいと考えております。
若手人材の育成という点で工業会では、各専門委員会を中心に単なる情報交換の場にとどまらず、業界全体の底上げを図るための重要な基盤となり、会員相互の可能な範囲での連携を促進するハブとして、これまで以上に大きな役割を果たすことが出来るのは無いかと思っております。
一昨年の工業会ホームページ刷新の時は各社さんより若手の方を集めて、議論を重ね最終的には非常に良いアウトプットが出来た事は皆さまご存じの通りです。このように若手社員同士の更なる交流機会を設けることは、自社の枠を超えて視野を広げるうえで有効だと思います。
異なる企業、異なる現場で働く同世代が課題や工夫を共有することは、新たな気づきや刺激を生み、業界全体への理解を深めるきっかけにもなります。もちろん各社でノウハウがあるため、情報共有には制限がございますが、もう少しそのような場を増やせればどうかと考えております。
最近はYouTubeでのゴルフ情報閲覧を出来るだけ抑えて、今まで以上に本を読んでいこうと思っております。特にジャンルはこだわらず、何か気になった本、日経で紹介されていた本などチェックしています。しかし冒頭のコストアップの話ではないですが、書籍の価格もここ数年上がりちょっとした気持ちで手が出せなくなっています。
よって最近は地元の図書館をよく利用するのですが、人気のある本は数か月待ちというのはざらで、忘れたころに順番が回ってくることがあり、貸出期間は私のいる自治体では2週間です。その時に業務が多忙で時間が取れないときは、途中で返却という事もあり、中々苦労しております。また会員の皆様とも興味を持たれた本などについても情報交換させて頂ければと思っております。
さて本格的な夏は目の前に迫っており、酷暑日などという新しい用語も設定され、今年はどうなるのかと、特に工場では暑さ対策は待った無しの最重要事項です。弊社でもファンベストの採用、ウォーターサーバーなど飲料設備の拡充、冷房設備の刷新などを行っております。工業会の皆さまおよび社員の方、ご家族の皆さまが熱中症などに対策を取られ、体調を崩されることなく充実した夏の日々を過ごされる様、心より願っております。