住友商事は64の国と地域に127の拠点を有し、グローバルに強固なネットワークを持つ総合商社です。住友商事グループ全体では約500社、連結ベースで約8万人の社員を擁しており、 鉄鋼、自動車、輸送機・建機、都市総合開発、メディア・デジタル、ライフスタイル、資源、化学品・エレクトロニクス・農業、エネルギートランスフォーメーションという9つのグループで事業活動を行っています。400年以上にわたり受け継がれてきた住友の事業精神を核としている住友商事は、コーポレートメッセージとして「Enriching lives and the world」を掲げ、社会により高い価値を創出していきます。
2025年11月に豪州の資源開発会社であるTivan Limited(以下、Tivan)と住友商事は、豪州ノーザンテリトリー準州に所在するMolyhil鉱区におけるタングステン・モリブデン事業(以下、プロジェクト)に関し、マーケティング、出資参画を見据え覚書(以下、MoU)を締結いたしました。本MoUに基づき、プロジェクトの開発、資金調達および操業を含む将来的な協業の可能性について、協議を進めてまいります。
Tivanは、豪州を拠点とする重要鉱物の開発を手がける資源開発会社であり、主に蛍石(フッ化カルシウム)、タングステン、モリブデンなど、先端産業や国家戦略上重要性の高い鉱物資源の探鉱・開発・事業化を推進しています。 弊グリーンケミカル SBU(Strategic Business Unit)では、経済安全保障に資する事業として、重要鉱物(蛍石、タングステン及びモリブデンなど)の安定供給確保に寄与するべく、Tivanとこれまでに西オーストラリア州の蛍石事業(Speewah鉱区)への出資、ならびにノーザンテリトリー準州の蛍石事業(Sandover鉱区)に関するMoUの締結を実施しております。
Molyhil鉱区の鉱床は1970年代に発見され、1978年から1982年にかけて採掘が行われておりました。その後、2004年から2024年にかけて複数のボーリング調査および各種検討が実施され、鉱物資源量の定義・評価が進められてきております。Tivanは2029年度の商業生産を目指し今後追加試掘調査、環境許認可取得等を実施する予定です。
本タングステン・モリブデン工業会への入会に際し、ご承認を賜りました関係各位に、心より御礼申し上げます。微力ながら、会員企業各社様のさらなるご発展に寄与できますよう、誠心誠意努めてまいります。

Molyhil鉱区写真