福島県双葉郡富岡町『東京電力廃炉資料館』
福島第一原発事故を振り返る廃炉資料館では、事故の経緯、復旧状況、汚染水対策、反省点などを公開。津波による電源喪失で冷却機能が停止し、水素爆発が発生。現在はALPS(多核種除去設備)で汚染水処理を進め、トリチウムは希釈して30年かけて放出予定。復旧では核燃料の取り出しが進行中。参加会員から、比重が高く放射線の遮蔽効果が期待されるタングステンを廃炉に利用できないか。また、製造業各社にとって、設計時における安全面への配慮やたゆみない安全性の追求がいかに重要かを考える意味で非常に参考になった、との意見が多く寄せられた。さらに、次回は会員間の交流を進める意味で、宿泊型交流を含む開催地案の提案があった。

集合写真(参加者総数25名)